とても大切な、距離の話

ルーペは、倍率(≒ディオプター)によってレンズと見る物、目とレンズの距離が異なります。適切な距離で見ない場合、ピントが合わずくっきりとした拡大像が得られません。

一般的に、低倍率は距離を長くとることが出来、倍率が上がるにつれて距離が短くなります。
5倍以上のルーペを使用した時に、逆向きに見えたことはありませんか?これは、距離が離れすぎてピントが合っていない状態の時に起こります。倍率が大きい(=高い)方が、いいルーペとの認識があるのも事実ですが、使い方も併せて考慮すると、低倍率ルーペ(~3.5倍)の方が、使い勝手は良い傾向にあります。

非球面レンズの「目とレンズの適正距離」表示

エッシェンバッハ社が販売する非球面レンズ(アスフェリカル)には、目とレンズの適正距離が表示されています。
左から、倍率、ディオプター、目とレンズの適正距離です。

次の表は、当社が考える理想的な拡大像が得られる距離です。参考にご使用いただくことで、良好な拡大像、視野、見る(≒読む)姿勢が得られます。

◎ When using a high-magnification loupe, be sure to use it at an appropriate distance!